パリユーシュ・ギャンジー女史の旭日中綬章叙勲伝達式
平成28年1月14日(木)、在イラン日本国大使公邸において、イラン国民であるパリユーシュ・ギャンジー女史(Mrs. Pariyoush Ganji)に対し、旭日中綬章(きょくじつちゅうじゅしょう)の伝達式が行われました。
ギャンジー女史の親しい友人が多数出席し、イラン国内外で活躍する芸術家、映画・舞台監督、文学者等、高名な多くの文化人がギャンジー女史の叙勲を祝いました。
式においては、小林大使が勲記を伝達し、ペルシャ語で祝辞を述べました。祝辞の中で以下のイラン詩人ハーフェズの詩を引用しつつ、ギャンジー女史のさらなる発展と健康を祈念いたしました。
「あなたの心からの夢が実現する友情の樹を植えよう」
ギャンジー女史からは、謝辞が述べられました。 |
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同女史は、イランにおける日本芸術の紹介・普及そして日本・イラン間の芸術交流促進に対して、多大な貢献をされました。
ギャンジー女史は、1945年にタブリーズ市に生まれ、ロンドンやパリで絵画を学びました。平成7年に国際交流基金フェローとして日本でササン朝デザインがシルクロード経由で日本の着物・帯のデザインに与えた影響を研究しました。
アル・ザフラー大学はじめ、イラン国内の芸術関係各大学で20年以上の長きにわたって墨絵や障子等日本文化の意識を取り入れた授業をおこない、学生らから髙い評価を受けました。
また、2004年にイランのテヘラン現代美術館、2006年に日本の横浜で開催された両国の現代美術展では、キュレーターとして同美術展の開催に大きく貢献されました。 |