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日本人墓地墓参

日本人墓地墓参
2010年10月8日

10月8日(金)、日本国大使館館員と日本人会有志による日本人墓地への墓参が行われました。
はじめに、日本国大使館相川臨時代理大使による挨拶が行われ、その後、日本人会明官会長からの献花及び出席者による御焼香、明官日本人会長による挨拶が行われました。

出席者は、日本から遠く離れた当地で不幸にも命を失い、外国で骨を埋めることになった8名(以下プロフィールを紹介)を悼みました。日本人墓地に眠る8名の方々のご冥福を、心からお祈り申し上げます。

(プロフィール)
1.成瀬氏:臨時公使としてモスクワより着任したが、その直後に食事情の悪さから病気に冒されて死去。
2.石光昌子氏:日本公使館石光医務官の令嬢。わずか2歳で病に倒れた。
3.羽場三郎氏:笠間公使の従者としてイランを訪問、その翌年死去。 
4.石井辰巳朗氏:柔道紹介のためイランを訪問、イラン訪問中に病死。
5.川添アナトール氏:外務書記生。腸チフスにより死去。
6.山崎忠氏:天理大学の蒙古語研究者。
7.成瀬友三郎氏:招聘技術者。
8.井上英二氏:元在イラン日本国大使館員で、ペルシャ語の専門家。生前は日本イラン国会参与理事などを務め、両国の友好親善に尽力された。亡くなったのは日本国内だが、ご本人の希望により分骨されたものである。墓標には、「日イ交流に尽くされた。」と、日本語とペルシャ語の両方で記されている。
(以上、海外子女教育振興財団「海外子女教育」(1999年2月号)を引用)