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加藤幸兵衛氏の外務大臣表彰受賞

在イラン日本国大使館
プレスリリース
平成26年(2014年)7月24日

1.7月24日、日本国外務省は、陶芸家・加藤幸兵衛氏に対し外務大臣表彰を行うと発表しました。日・イラン文化交流において象徴的意味を持つラスター彩技法による陶芸制作を通じた加藤氏の両国間の相互理解および文化交流の拡大への貢献が今回の表彰の主な理由です。加藤氏は昨年7月にテヘランにて展覧会「大ラスター彩展~古代から現代まで~」を開催し、併せてワークショップも実施されるなど、多くのイラン人に感銘を与えました。

2.ラスター彩とは、10世紀~13世紀にイランを中心に盛んに行われ、中東・北アフリカにまで広まった陶芸技法ですが、その後廃れてしまいました。そのような中で、加藤幸兵衛氏の父、人間国宝故加藤卓男氏が長年の研究の末ラスター彩を再現・昇華させ、加藤幸兵衛氏がこの技術を継承されています。

3.在イラン日本大使館は、今後も日本とイランとの友好関係促進を含め、加藤幸兵衛氏が一層ご活躍されることを祈念しています。
(了)