令和3年度在外公館長表彰
令和3年12月9日
令和3年11月~12月、相川駐イラン日本国大使は、日・イラン間の友好関係拡大への功績を称えて、下記の個人及び団体に対して、在外公館長表彰を行いました。
在イラン日本国大使館は、皆様の更なる御活躍を祈念しております。


在イラン日本国大使館は、皆様の更なる御活躍を祈念しております。
1.国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)駐日事務所【団体表彰】
イランにおいて新型コロナウイルスのワクチンが不足していた今年7月、日本は約300万回分の日本製アストラゼネカ社ワクチンをイランに無償供与しました。この無償供与に際して、UNOPS及び同駐日事務所はロジスティクスの調整を迅速に行い、早期の国際輸送を実現し、日本とイランの友好関係の強化に貢献されたことを称えて、11月10日、UNOPS駐日事務所の大槻佑子代表に対して、表彰状及び記念品を授与しました。 UNOPSはプロジェクト実施に特化した国連機関として、インフラ建設、調達、プロジェクト・マネジメント事業等に優れた能力と実績を有し、世界中で持続可能な開発を実現されています。2.ニカン病院【団体表彰】
ニカン病院は、新型コロナウイルス感染症の流行初期から当館と緊密に連絡をとっており、在留邦人の治療や入院が必要となった場合の協力を約束してくれています。また、当館館員の海外渡航の際などのPCR検査にも対応していただいており、当館の外交活動の継続及び在留邦人の安全確保のため、尽力いただいています。 こうした功績を称えて、11月22日、ニカン病院のターベシュ同院長に対して、表彰状及び記念品を授与しました。3.カームヤール・アーベディーシャール氏
アーベディーシャール様は、イラン現代詩の専門家として、これまで数多くの著作を執筆されています。加えて、2009年~2014年の期間には大阪大学外国語学部ペルシャ語専攻の教員として、ペルシャ語とイラン研究を専攻する日本の大学生及び若手研究者に対して教鞭をとられ、日本とイランとの文化学術交流の促進に大きく貢献されました。また、帰国後には、デホダー・ペルシャ語教育国際センターの講師として、日本人をはじめとする外国人に対するペルシャ語教育に従事されました。 こうした功績を称えて、12月5日、令和3年度「日本文化月間」オープニング・セレモニーにおいて、表彰状と記念品を授与しました。4.ナスタラン・パシャーイー氏
パシャーイー様は、日本政府の国費留学生(研究留学生)として岡山大学で学ばれた後、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)を修了されました。その後も、国際交流基金の日本研究フォローとして研究活動に従事される等、日本文化及び日本の宗教に関する研究を続けてこられました。また、日本の神道や仏教、その他文化一般に関する著作を執筆・翻訳に従事されてきました。とりわけ、パシャーイー様のペルシャ語の著作は、イラン人にとって日本の文化や宗教を知る上で非常に有益なものばかりであり、当館広報文化センターの図書館にも一部所蔵させていただいております。 こうした功績を称えて、12月5日、令和3年度「日本文化月間」オープニング・セレモニーにおいて、表彰状と記念品を授与しました。5.ハシマットラー・ガラミザーデ氏
ガラミザーデ・イラン外務省元専門官、通訳官及び日本専門家は、イラン外務省入省後に、日本の東海大学に留学して日本政治を専攻し、修士号を取得されました。これまで35年以上にわたって日本研究に従事するとともに、イラン外務省の日本語通訳官として、東京及びテヘランにおいて首脳会談、外相会談はじめ二国間の様々な会談において職責を果たし、日本とイランの伝統的友好関係の発展に向けて尽力されました。 こうした功績を称えて、12月5日、令和3年度「日本文化月間」オープニング・セレモニーにおいて、表彰状と記念品を授与しました。



