令和4年度「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の署名

令和4年12月13日
 在イラン日本国大使館が実施する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、人間の安全保障の理念を踏まえ、草の根レベルに直接裨益するきめの細かい、機動的な対応が可能な援助です。この資金協力に関し、12月13日、在イラン日本国大使館 相川一俊 特命全権大使は、以下5件のプロジェクトを実施するイランのNGO等と総額362,902ユーロの契約に署名しました。

 これらのうち3件は乳癌検診やお産のための医療機材の供与等、特に女性の健康増進に資するプロジェクトになります。
 
1.「テヘラン州における高齢者のための予防医療機器整備計画」を実施する「教育・文化・研究学術センター(ACECR)テヘラン医科大学」に対する61,855ユーロの資金供与を行う契約
 
 
2.「アルダビール州における貧困女性のためのマンモグラフィ整備計画」を実施する「アルダビール医科大学」に対する114,557ユーロの資金供与を行う契約
 
 
3.「ホラサーンラザヴィ州トルバテジャム・アフガン難民居住区における歯科用ユニット整備計画」を実施する「回復支援協会(SRS)」に対する31,096ユーロの資金協力を行う契約
 
 
4.「テヘラン州における乳がん検診のための超音波検査機器整備計画」を実施する「ベフナム・ダヘシュプール慈善機構」に対する88,414ユーロの資金協力を行う契約
 
 
5.「シスタン・バルチスタン州における妊婦のための医療機材整備計画」を実施する「モジ・マージャン・ハムーンNGO」に対する66,980ユーロの資金協力を行う契約
 
 
  在イラン日本国大使館は、1999年からこの「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により、NGO等を支援しています。その結果、教育、保健、民生環境、農村開発などの分野において、これまでイラン国内で157件のプロジェクトを実施してきました。
  
 日本政府は、イラン国において人道、開発分野で活動するNGO等に対して今後も支援を続けていきます。