令和5年度在外公館長表彰

令和5年11月13日
 令和5年10月19日及び23日、相川駐イラン日本国大使は、日・イラン間の友好関係拡大への功績を称えて、下記の個人及び団体に対して、在外公館長表彰を行いました。
 
在イラン日本国大使館は、皆様の更なる御活躍を祈念しております。
(個人はアルファベット順にて記載)
 
1.ラッバーニー学園【団体表彰】
 ラッバーニー学園は、創設者のエラーへ・ラッバーニー女史により1993年に設立された私立女学校です。同学園は、長年、文部科学省国費留学生採用試験や当館文化イベントを通じ、当館を支援してくださっています。表彰式には、本年逝去されたラッバーニー女史に代わり、娘のホダー・ガライ氏らが出席しました。
 
2.アリ・ソレイマニエ氏
 アリ・ソレイマニエ様は、1985年、日本でペルシャ絨毯の仕入れ・販売を行う千代田トレーディング株式会社を設立されました。ビジネスの分野で活躍する傍ら、パリー・ザンギャネ、モハンマド・ヌーリーといった著名なイラン人歌手を日本に招いてのコンサート開催等に尽力されました。また、2008年から2009年にかけて東京外国語大学で非常勤講師を務める等、大学でも多数講演し、現在も二国間文化交流の拡大に貢献されています。
 
3.アリレザ・ダヤニ氏
 Polyfiber社は、イランを代表する強化プラスチック、複合材料を製造しているメーカー企業です。同社の代表取締役社長を務めるアリレザ・ダヤニ氏は、日イラン関係を重視し、現場視察や情報交換の場を提供する等、日イランビジネス構築に向けて尽力しています。
 
4.アミールレザー・ファラフボッド氏
 ファラフボッド様は、イラン文化遺産・観光・手工芸省で専門官及び顧問を務めた後、現在は大学で建築学の教鞭を執るほか、イラン国内外の様々な建築・芸術プロジェクトで活躍されています。その御経験を活かし、これまで当館の文化イベントにも様々な形で協力・助言をいただいています。
 
5.穴田アブドラヒアン慶子氏
 穴田様はIRIB国際放送ラジオ日本語での御勤務をきっかけに、これまで当館領事班で約10年間勤務されたほか、日本人学校でも勤務され、長年にわたり当地の邦人社会を支えてこられました。また、約20年前にはテヘラン大学日本語学科で日本語の文法及び漢字の授業を担当され、卒業生の中には現在当館で現地職員として日イラン関係の発展に貢献している方もいます。現在は笹川平和財団の現地コーディネーターとして、当地における同財団の日イラン友好促進のための事業をサポートされています。また、女性・家族問題担当副大統領府との仲介・調整役として活躍されるなど、幅広い分野で日イラン関係の発展に貢献されています。
 
6.アスェ・サベル・モガッダム氏
 サベル・モガッダム様は、テヘラン大学日本語学科を卒業後、日本に留学して日本文学を研究しました。イランに帰国後は、テヘラン大学日本語学科講師、テヘラン日本人学校教諭等を務め、長年にわたり、イランにおける日本語教育の普及に尽力されました。
 
7.フィールーゼ・ロクニヴァンド氏
 ロクニヴァンド様は、アマル・チャリティー団体の養護施設のファシリテーターとして、運営・活動費や寄付金を募るなど運営の円滑化に貢献されました。日本人学校運動会の実施に際し、同人と協力関係にあるアマル・チャリティー団体の所有体育館の使用実現に役大きな役割を果たすなど当地邦人の生活・活動に貢献されています。その他、映画コーディネーターとして活動。日イラン映画関係者間及び当館と当地映画関係者との交流促進に寄与されています。
 
8.モハンマドレザー・ヘダーヤティ氏
 アマル・チャリティー団体は、体育館、テニスコート、サッカーグランド、キッズトレーニングなどのスポーツ施設を有し、その収益は障害のある子どもたちへの支援に使われています。本年6月にテヘラン日本人学校が運動会として使用予定であった体育館施設が直前になって貸与できないとの通報を受けた際、同団体会長のモハンマドレザー・ヘダーヤティ様に相談したところ、同氏は、直前にも拘わらず快く受け入れ、無事運動会を開催することが出来ました。
 
9.モハンマドレザー・タギプール・モガッダム氏
 タギプール・モガッダム様は現在、テヘラン平和博物館の館長を務めています。同氏は、館長としての活動を通じて同博物館と広島平和祈念資料館の協力関係を構築し、日イラン二国間の人物交流促進に貢献されました。
 
10.阪野みき氏
 阪野様は、現在イランの国家観光ガイド資格を保有している日本人のひとりです。1996年にイランへ移住し、2008年にシーラーズにある観光ガイド養成専門学校に入学し、その翌年に国家ガイド資格を獲得されました。現在はシーラーズの旅行会社に就職され、ジャパンデスクを担っています。