令和5年度「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の署名

令和6年2月4日
  在イラン日本国大使館が実施する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、人間の安全保障の理念を踏まえ、草の根レベルに直接裨益するきめの細かい、機動的な対応が可能な援助です。この資金協力に関し、2月5日、在イラン日本国大使館 村上顯樹 公使は、以下5件のプロジェクトを実施するイランのNGO等と総額543,435ユーロの契約に署名しました。

1.「イーラーム州における貧困女性のためのマンモグラフィ整備計画」を実施する「イーラーム医科大学」に対する147,000ユーロの資金供与を行う契約

2.「フーゼスタン州における脆弱な人々のための大腸内視鏡検査機器整備計画」を実施する「アフワーズ・ジャンデシェプール医科大学」に対する135,000ユーロの資金供与を行う契約

3.「ケルマーン州における脆弱な人々のための骨密度測定器整備計画」を実施する「特定疾患慈善団体」に対する62,000ユーロの資金協力を行う契約

4.「ホルモズガン州における脆弱な人々のための眼科検診機器整備計画」を実施する「ヌール・アヴァラン・サラマト非政府慈善財団」に対する52,435ユーロの資金協力を行う契約

5.「西アゼルバイジャン州における貧困女性のためのマンモグラフィ整備計画」を実施する「西アゼルバイジャン州がん患者支援慈善協会」に対する147,000ユーロの資金協力を行う契約


  在イラン日本国大使館は、1999年からこの「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により、NGO等を支援しています。その結果、教育、保健、民生環境、農村開発などの分野において、これまでイラン国内で164件のプロジェクトを実施してきました。
  日本政府は、イランにおいて人道、開発分野で活動するNGO等に対して今後も支援を続けていきます。