日・イラン外相電話会談

令和6年10月21日

 10月21日、午後3時40分から約40分間、岩屋毅外務大臣は、アラグチ・イラン外務大臣(H.E. Dr. Seyyed Abbas ARAGHCHI, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から外務大臣就任の挨拶を述べ、これに対し、アラグチ大臣から祝意が伝えられました。
  2. 岩屋大臣から、先般のイランによるイスラエルに対する攻撃を含む現在の中東情勢の緊張の高まりについて、深刻に懸念している旨述べました。その上で、岩屋大臣から、中東地域における更なるエスカレーションを避けるよう、日本として、イランを含む全ての関係者に対して自制を強く求める旨述べました。また、岩屋大臣から、事態が緊迫化した場合の邦人保護への協力を要請しました。
  3. これに対し、アラグチ大臣から、イラン側の立場及び取組について説明があるとともに、在留邦人の保護に協力するとの発言がありました。
  4. また、両外相は、イラン核問題に関しても意見交換し、岩屋大臣から、イランによるIAEAとの一層の協力が不可欠である旨述べました。
  5. 両外相は、中東地域及び国際社会の平和と安定のため、日・イラン間で外相レベルを含め重層的な対話を継続していくことで一致しました。