齊藤大使着任の挨拶

  10月6日にイラン・イスラム共和国駐箚特命全権大使として着任しました齊藤貢です。10月16日,ローハニ大統領への信任状捧呈を終え,イランでの大使としての活動を正式に開始しました。


 1980年に外務省に入省してアラビア語をカイロで研修しました。その後,サウジアラビア,イラク,アラブ首長国連邦等で勤務し,2016年10月から今年9月までは,隣国オマーンの特命全権大使を務めていました。これまでは,いつもペルシャ湾の対岸のアラブ諸国からイランを見てきた訳ですが,長い歴史と豊かな文化を有するイランはかねてより勤務を希望していた国であり,当地で働く機会を得,非常に嬉しく思っています。今回,駐イラン大使に任命されたことを非常に光栄に思うとともに,改めて身が引き締まる思いです。  

 日本とイランは伝統的な友好関係に基づき,あらゆる分野で緊密な関係にあります。両国ハイレベルでの交流は非常に緊密なものであり,今年9月には安倍総理とローハニ大統領が7回目となる首脳会談を実施しています。

   日本とイランとの間にはエネルギー分野を含め重要な経済関係が存在します。大使館としてはイランとのビジネスに取り組む日本企業を引き続き支援したいと考えています。 また,経済協力についてはこれまでも環境,医療,防災等の分野でイラン国民に裨益する協力を実施してきましたが,引き続き様々な協力の可能性を追求していきます。

   イランには現在約700名の日本人の方々が在留されています。当館としては,在留邦人の皆様や当地を旅行される邦人の方々が安心してイランに滞在できるよう,より一層きめ細やかな支援をしていきたいと考えています。

   イランと日本は、千年以上も続く歴史的な友好関係にあり,2019年は日イラン外交関係樹立90周年を迎えます。この機会に要人往来を含む二国間人物交流を一層活性化させるとともに,文化,学術面等でも両国関係を更に推進することは,今回私に課された使命の一つと考えています。