平成30年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力の署名

平成31年2月5日
 在イラン日本国大使館が実施する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は,人間の安全保障の理念を踏まえ,草の根レベルに直接裨益するきめの細かい,機動的な対応が可能な援助です。 この資金協力に関し,2月4日,在イラン日本国大使館 森川徹 臨時代理大使は,以下の4件の医療・保健に関するプロジェクトを実施するイラン国内のNGOと,総額222,459ユーロの契約に署名しました。

  1.「クルディスタン州における多発性硬化症患者のための理学療法機材整備計画」を実施する「クルディスタン州多発性硬化症患者支援協会」に対する18,183ユーロの資金供与を行う契約  
 

 
2.「クルディスタン州における貧困層のための医療機材整備計画」を実施する「クルディスタン州糖尿病患者支援協会」に対する70,912ユーロの資金供与を行う契約  
 

 
3.「アルダビール州における白血病の小児患者のための医療機材整備計画」を実施する「アルダビール州小児がん患者及び浮浪児支援基金」に対する54,000ユーロの資金供与を行う契約  
 

 
4.「ホルモズガン州における難病を抱える女性の自立支援のための訓練用機材整備計画」を実施する「ホルモズガン州難病協会」に対する79,364ユーロの資金供与を行う契約
 

 
在イラン日本国大使館は,1999年からこの草の根・人間の安全保障無償資金協力により,NGO及び地方政府を支援しています。その結果,教育,医療,民生環境,農村開発などの分野において,これまでイラン国内で140件のプロジェクトを実施してきました。 日本政府は,イラン国において人道,開発分野で活動するNGO及び地方政府に対して今後も支援を続ける予定です。