在イラン日本国大使館
プレスリリース
2009年7月16日
(社)日本国際民間協力会(NICCO)に対する日本NGO
連携無償資金協力に関する契約について
日本の非政府組織への支援を通じ、日本政府が掲げる人道、開発問題に関する目標を達成するため、2009年7月23日、在イラン日本国大使館の城田安紀夫大使及び(社)日本国際民間協力会(NICCO)マシュハド事務所長の根本一樹氏 の間で○ユーロの資金供与を行うための契約が交わされる。
(社)日本国際民間協力会(NICCO)は、2003年よりマシュハドにおいてイラン人貧困層及びアフガン難民を対象に、コンピュータ技能や英語の能力向上等を目的とした職業訓練を実施し、これまで3,000名以上の研修修了生が技能を修得した。
しかしながら、近年、現地の就職事情に変化が生じ、就業機会を得るためにはそれら技能の修得だけでは不十分で、就職活動等に必要な高度の実務能力とスキルの修得が求められている。
そのため、今回、NICCOは、日本NGO連携無償資金協力を活用して新たなプロジェクト「イラン人貧困層及びアフガニスタン難民のための就職・帰還支援センター設立・運営事業」を2009年7月下旬から実施することとしている。このプロジェクトでは、長年に亘って培われてきたNICCOの経験に基づく手法を用いてビジネススキルの修得が可能なインターン研修及び、各種情報提供やセミナー等を通じた就職活動支援等の取組が行われることになっている。これにより、イラン人貧困層の就業機会の向上やアフガン難民の一層の帰還促進が期待される。
日本政府は、イラン国において人道、開発分野で活動する非政府組織や非営利団体等に対して今後とも支援を続けていくつもりである。
本件に関する問い合わせについては、当館経済協力班 飯野にご連絡願います。
Tel. No.: 88721793 Fax: 88718507 |