在イラン日本国大使館
プレスリリース
2010 年7月25 日
「社団法人日本国際民間協力会(NICCO)」に対する「日本NGO 連携無償資金
協力」に関する契約について
日本の非政府組織への支援を通じ、日本政府が掲げる人道、開発問題に関する目標を達成するため、2010 年7月28 日、在イラン日本国大使館の藤井康司総務参事官と社団法人
日本国際民間協力会(NICCO)の根本一樹代表代理との間で188,030ユーロの資金供与を行うための契約が交わされる。
日本国際民間協力会(NICCO)は、2003 年よりマシュハド市においてイラン人貧困層
及びアフガン難民を対象に、コンピュータ技能や英語の能力向上等を目的とした職業訓練を実施し、これまで延べ3,000 名以上の研修修了生が技能を修得した。
しかしながら、近年、現地の就職事情に変化が生じ、就業機会を得るためにはそれら技
能の修得だけでは不十分で、就職活動等に必要な高度の実務能力とスキルの修得が求めら
れている。
そのため、社団法人日本国際民間協力会(NICCO)は、日本NGO 連携無償資金協力を活用したプロジェクト「イラン人貧困層及びアフガニスタン難民のための就職・帰還支援センター設立・運営事業」を2009 年7月から実施しており、本契約はその2年度目の実施に
当たってのものとなる。このプロジェクトでは、1年度目で設立した就職・帰還支援センターの機能充実を図り、イラン・アフガニスタン国内の企業やNGO、国際機関等との連携
強化を図ることを主な目的としており、イラン人貧困層の就業機会の向上やアフガン難民の一層の帰還促進が期待される。
なお、日本政府はイラン国において人道、開発分野で活動する非政府組織や非営利団体等に対して今後とも支援を続ける予定である。
本件に関する問合せについては、当館経済協力班大森まで連絡願います。契約に関する署名式は14 時00 分より在イラン日本国大使館にて行います。当日参加を希望
される方は事前に登録をお願いします。
Tel:(021)8872-1793 FAX:(021)8871-3515
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