Search :
無償資金協力(草の根・人間の安全保障無償資金協力)

在イラン日本国大使館
プレスリリース

2012年2月6日

「チャハールマハール・バフティヤーリ州ハイエリネ・サラマット協会」及び「イマーム・バーゲル慈善団体」に対する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」に関する契約について

在イラン日本国大使館が持つ「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、開発途上国の草の根レベルに直接裨益するきめの細かい、機動的な対応が可能な援助である。この資金協力により、2012年2月5日、在イラン日本国大使館駒野欽一特命全権大使は以下の団体と契約を行った。

  1. チャハールマハール・バフティヤーリ州ハイエリネ・サラマット協会(アッバス・カデリ代表)に対する82,614ユーロの資金供与を行う契約
  2. イマーム・バーゲル慈善団体(ラッザク・アルシャレア代表)に対する82,650ユーロの資金供与を行う契約

チャハールマハール・バフティヤーリ州ハイエリネ・サラマット協会は、2007年よりチャハールマハール・バフティヤーリ州内において、資金不足により施設の建て替え等を行えない病院に対して、資金の調達から施工までの支援を行っているローカルNGOである。この度、ロルデガン郡のロルデガン郡病院の老朽化が進み、建て替えが必要となったことから、自己資金で不足する部分(約285㎡分)の支援を草の根・人間の安全保障無償資金協力に要請し、今回の契約に至った。

また、イマーム・バーゲル慈善団体は、2005年よりホラサーンラザビィ州マシュハド市において、アフガン難民等が無料または安価で利用可能な住居、病院及び職業訓練施設等を設立・運営しているローカルNGOである。これまで、同団体が運営する病院では、内科診療及び予防接種を行っていたが、その他の診療科目に対するニーズが高まったことから、歯科診療、婦人科検診等の機材を導入するための支援を草の根・人間の安全保障無償資金協力に要請し、今回の契約に至った。

なお、日本政府はイラン国において人道、開発分野で活動する非政府組織や非営利団体等に対して今後とも支援を続ける予定である。


本件に関する問合せについては、当館経済協力班 大森まで連絡願います。契約に関する署名式は14時00分より農業・開発推進省にて行います。当日参加を希望される方は事前に登録をお願いします。
Tel:(021)8872-1793        FAX:(021)8871-3515