在イラン日本国大使館が実施する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、人間の安全保障の理念を踏まえ、開発途上国の草の根レベルに直接裨益するきめの細かい、機動的な対応が可能な援助です。この資金協力に関し、2月13日、19日及び20日、在イラン日本国大使館 小林弘裕特命全権大使は、以下の7件のプロジェクトに対して、総額446,140ユーロの契約を行いました。 |
1. 「ギーラーン州における身体障がい者のためのリハビリテーション用機材導入計画」を実施する「ラシュト身体障がい者及び高齢者療養所」に対する68,997ユーロの資金供与を行う契約

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2. 「ガズヴィーン州における身体障がい者のための水治療法機材導入計画」を実施する「タヴァナ身体障がい者協会」に対する71,297ユーロの資金供与を行う契約

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3.「テヘラン州における脊髄損傷者のためのリハビリテーション用機材整備計画」を実施する「イラン脊髄損傷者保護センター」に対する71,065ユーロの資金供与を行う契約

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4.「コフギルイェ・ボイェルアフマド州における腎不全患者のための透析装置整備計画」を実施する「サラマット慈善団体」に対する70,892ユーロの資金供与を行う契約

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5.「コフギルイェ・ボイェルアフマド州におけるプレハブ校舎建設計画」を実施する「コフギルイェ・ボイェルアフマド州総教育事務所」に対する49,052ユーロの資金供与を行う契約

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6.「ロレスタン州におけるプレハブ校舎建設計画」を実施する「ロレスタン州総教育事務所」に対する44,202ユーロの資金供与を行う契約


ババルー教育省国際担当大臣代理兼国際・海外教育センター長(写真中央)らと小林大使 |
7.「ケルマンシャー州における身体障がい者のための理学療法機材整備計画」を実施する「ケルマンシャー州社会福祉局」に対する70,635ユーロの資金供与を行う契約


モーセニ・バンドゥペイ労働・協働・福祉社会保障省次官兼社会福祉機構代表(写真中央)らと小林大使 |
在イラン日本国大使館は、1999年からこの草の根・人間の安全保障無償資金協力により、イラン国内のNGO及び地方政府を支援しています。その結果、教育、保健、民生環境、農村開発などの分野において、これまで125件のプロジェクトを実施してきました。
日本政府は、イラン国において人道、開発分野で活動するNGOや地方政府に対して今後とも支援を続ける予定です。 |