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鳥インフルエンザ(H5N1)の発生

 

在イラン日本国大使館からのお知らせ
(2015年7月1日現在)

鳥インフルエンザ(H5N1)の発生

1 イラン・マーザンダラーン州にて鳥インフルエンザ(H5N1)の発生が確認されました。人への感染は今のところ確認されておりません。WHO及びOIEのガイドラインに基づいて、IVO(Iranian Veterinary Organization)による養鶏農家への検疫が行われています。感染鳥の処分も感染のあった養鶏場で行われました。
感染鳥とコンタクトのあった人は、オセタミビルの14日間の予防的服用を施行中です。当局の監視下にある14日間は、全てのCaseに直接連絡して状況を確認しています。

2 つきましては、イランへの渡航・滞在を予定している方、及び既に現地に滞在中の方は、在イラン日本国大使館のホームページを含め、最新情報を随時確認の上、鳥インフルエンザ(H5N1)の感染予防に努めてください。

3 鳥インフルエンザ(H5N1)について
(1)鳥インフルエンザ(H5N1)とは
亜型鳥インフルエンザウイルスの一種です。鳥類(主に水禽類)を宿主としており、感染した鳥やその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれにヒトが感染することがあります。鳥類では東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域などで感染が確認されています。また、ヒト感染例はアジア、中東、アフリカを中心に報告されています(日本国内で発症した人は確認されていません。)。
(2)症状と治療
ヒトが鳥インフルエンザ(H5N1)に感染した場合、潜伏期間は1~10日(多くは2~5日)とされています。感染すると、発熱、呼吸器症状、下痢などの症状が起こり、重症化すると多臓器不全を併発します。治療は、タミフルなどの抗インフルエンザ薬を用いた対処療法が行われます。
(3)海外での感染防止
鳥インフルエンザが流行している地域に渡航する場合及び滞在中は、以下の点に注意してください。
●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。鳥や家禽を飼育する家庭を訪問する場合には、鳥類に近づかない。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
●呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。

(参考情報)
○厚生労働省検疫所(FORTH):鳥インフルエンザ(H5N1)
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name54.html
○厚生労働省:鳥インフルエンザ(H5N1)について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html

在イラン日本国大使館
領事班
電話:(+98)-(021)-88717922~3(代表)
FAX :(021)88706095
e-mail:consular@th.mofa.go.jp
HP  :http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html